小布片きれ)” の例文
姉は、ことに小布片きれが好きであった。様様な色彩いろの絹類を大切に持っていた。どうしたはずみだったか、姉の名あての手紙の束を見たことがあった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)