寸留々々するする)” の例文
松より寸留々々するすると走り下りて、かれむくろを取らんとせしに、何処いずくより来りけん一人の大男、思ふに撲犬師いぬころしなるべし、手に太やかなる棒持ちたるが、歩みよってわれをさえぎり、なほ争はば彼の棒もて
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)