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寠
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やつ
ふりがな文庫
“
寠
(
やつ
)” の例文
お粂はすっかり
寠
(
やつ
)
れていた。薬土瓶を枕元に置いて寝たきりなのである。けれど、そうしている半月余りは、さして辛くもなかった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五年変り種漁りに憂身を
寠
(
やつ
)
していたのであったが、バルセローナ州選出の上院議員ルロイ・ソレル男爵の夫人は、すでに一昨年と昨年と続けて二回も入選していた。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
「思ったよりは、
寠
(
やつ
)
れてもいない。なかなか
気丈
(
きじょう
)
そうな女子ですこと。——何か、お言葉をかけておやりなさい」
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寠
部首:⼧
14画