寝具しんぐ)” の例文
山田のほらは前日とすこしもかわらなかった、一同はまず寝具しんぐを運んで洞のなかにあんばいし、サクラ号食堂の大テーブルを洞の中央にすえこんだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それは不図ふと彼が、生前痔疾じしつを病んだことを思い出したのだった。気をつけていると、寝具しんぐや、床の上までもその不快な血痕けっこんが、点々として附着しているのを発見した。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)