寃屈ゑんくつ)” の例文
全体うたと語根を一つにしてゐるらしい語には、悲愁・寃屈ゑんくつ・纏綿などの義を含んでゐるのが多い。
若くして寃屈ゑんくつの最期を遂げた霊気懺悔念仏の意味から出たもので、其物語られる詞は、義経や、曾我兄弟の自ら告げたものであるから、邪気・怨霊・執念の、其等若武家には及ばぬものを