容色好きりょうよ)” の例文
「あれ、御髪おぐしが乱れております。お気味が悪くも撫附けましょう。」とは、さてもさても気の着いた、しかも無類の容色好きりょうよし、ただ眼中に凄味すごみを帯びて、いうべからざる陰険の気あり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)