実際家じっさいか)” の例文
旧字:實際家
愚にもつかない実際家じっさいか出の探偵小説家を掴まえてきて、それにくだくだしい推理談的な感想を述べさせているところなどを見ると、降矢木一族の底知れない神秘と関聯させて
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
わたしたちはみんななにも知らない子どもであった。カトリーヌおばさんが来てくれるということ、かの女が実際家じっさいかであるということは、なにごとをもよくしてくれるであろうといふ希望きぼうを持たせた。