旧字:寶篋印塔
の名で、寺中へは多額な寄進もされ、つづいて東陵とうりょう和尚の主導しゅどうのもとに、盛大な追善が長々といとなまれる。そして終ると、一同はまた庭上に出て、土の色も宝篋印塔ほうきょういんとうの石もまだ新しい
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)