定日ていじつ)” の例文
山を背後にした麓の里の春祭で、四月八日を定日ていじつとし、今は月送りの五月八日を用いるものが、数えきれぬほどもあるのはその名残と見てよかろう。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
七月の初め、一週間ばかり続いたあつさの強い日がちょうど全国の高等学校入学の試験の定日ていじつであった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)