安慰あんい)” の例文
が、それと同時にまた、僕の責任が急に軽くなったような、悲しむべき安慰あんいの感情を味った事もまた事実だった。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
世の中はいが好いじゃない、悪いが悪いじゃない、幸福が幸福じゃない。どんな人でもやっぱり人間は人間で、それ相応の安慰あんいと幸福とはある。それに価値もある。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)