安価やすね)” の例文
旧字:安價
あるいはまた急に踏まれた安価やすねにまけて、買い手を呼び止める、買い手はそろそろ逃げかけたので
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
何にしても書記官という後立てを、背中に背負しょっていれば論はないさ。綱雄などにはこういうところが見えぬから困る。とにもかくにも有名な木島炭山、二十万とは馬鹿馬鹿しい安価やすねだ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)