守坂下かみざかした)” の例文
お米の容色きりょうがまた評判でございまして、別嬪べっぴんのお医者、榎の先生と、番町辺、津の守坂下かみざかしたあたりまでもみんな言囃いいはやしましたけれども、一向にかかります病人がございません。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)