嬰児ようじ)” の例文
旧字:嬰兒
夕暗をすかしてみると、すねの正面の稜骨りょうこつの右側の間に、嬰児ようじの口よりも、もっと大きな口が開いている。自転車のどこかに付いている金の棒が、やわらかい肉に突きささり、そして掻き割いたらしい。
(新字新仮名) / 佐藤垢石(著)