“妹尾(せのを)” の例文
丹左衛門尉基康(たんのさゑもんのじやうもとやす)は、俊寛成経(なりつね)康頼等(やすよりら)三人の赦免状(しやめんじやう)を携へてゐる。が、成経(なりつね)の妻になつた、島の女千鳥(ちどり)だけは、舟に乗る事を許されない。正使(せいし)基康(もとやす)には許す気があつても、副使の妹尾(せのを)が許さぬのである。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)