女手をんなで)” の例文
姫の帳台の後から、遠くに居る父の心尽しだつたと見えて、二巻の女手をんなでの写経らしい物が出て来た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「嘘、私いつやらな、金さんの所へ女手をんなでの手紙が来てゐたで見たら、やつぱりさうやつたわ。」
悲しめる顔 (新字旧仮名) / 横光利一(著)