女夫雛めをとびな)” の例文
「吾妻屋永左衞門は、三十そこ/\、金があつてへえけえが上手で、ちよいと好い男で、道樂者の癖に少しケチで、——薄墨太夫のお染さんと並べると、少しヒネてはゐるが見事な女夫雛めをとびなですよ——」
さても似合にあひ女夫雛めをとびな……
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)