“套靴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オオヴァシュウズ50.0%
オヴァ・シューズ25.0%
オーバシューズ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は套靴オオヴァシュウズをはいていなかったが、彼の靴は、並外れてゆるくしっかりと丈夫にできていて、しかも高雅なおもむきは欠かぬのであった。
衣裳戸棚 (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
ねえ熊城君、たしかあの男は、拱廊そでろうかにあった具足の鞠沓まりぐつを履いて、その上に、レヴェズの套靴オヴァ・シューズを無理やりめ込んだに違いないのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その卓上には、裏庭の靴跡を造型した二つの石膏型と、一足の套靴オーバシューズが、置かれてあった。そして、それがレヴェズの所有品で、ようやく裏階段下の、押入れから発見されたことが述べられた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)