奈古谷寺なごやじ)” の例文
奈古谷寺なごやじの配所にいた僧の文覚もんがくである。その前後について来る武士は、目代の役人らしく、何か、馬上へ話しかけたりしている。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下の山寺は観音大悲を本尊とするので観音院とも、奈古谷寺なごやじともばれている古刹こさつだった。庫裡くりのわきに近頃建てたらしい一棟の僧舎がある。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)