ミドリの兄は天津百太郎あまつももたろうといって、失踪しっそうしたロケットの操縦士だった。彼女はこんどの探険をくわだてたのも、うらみをのんで死んだろうと思われる兄のれいを喜ばそうためだった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)