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大露西亜人
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モスカーリ
ふりがな文庫
“
大露西亜人
(
モスカーリ
)” の例文
女の市場商人が
啀
(
いが
)
みあひながら、罵る相手に
蝲蛄
(
ざりがに
)
をつかんで投げつけてゐるのや、
大露西亜人
(
モスカーリ
)
が片手で自分の山羊髯をしごきながら、片手で……。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
当節やるのは、なんぞといへば、せいぜいジプシイか
大露西亜人
(
モスカーリ
)
の真似ごとぐらゐが関の山ぢや。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
なに、心配することはありませんよ、うちのお馬鹿さんは
大露西亜人
(
モスカーリ
)
に何かちよろまかされやしないかと思つて、ここの
教父
(
おやぢ
)
といつしよに夜どほし荷馬車の見張りに行つてますからさ。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
他の連中はまた、悪魔と
大露西亜人
(
モスカーリ
)
にかつぱらはれたものは決して二度と再び手に戻ることがないとつけ加へた。ただひとり酒場の亭主だけは、なんにも言わずに部屋の隅に坐つてゐた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
そんなことを刷りこみをつた奴の面に唾でも引つかけておやりなされ!
大露西亜人
(
モスカーリ
)
の畜生めが、嘘八百で固めをる! 誰がそんな風に話すもんですかい? まるで箍のゆるんだ桶みたいな
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
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あなた様のことを、いやどうも……口にするのも小つ羞かしい言葉で囃し立てますが、それこそあの酔つぱらひで不信心な
大露西亜人
(
モスカーリ
)
でも口にするのを憚かるやうな、如何はしい言葉でしてな。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
あでやかなら、またその眉は、ちやうど当節の娘たちが、あの、箱をかついで村々を𢌞つて来る
大露西亜人
(
モスカーリ
)
から、十字架につけたり、頸飾にする古銭を通すために買ふ、あの黒紐のやうに匂やかに
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
亜
常用漢字
中学
部首:⼆
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画