大砲固おほづつかた)” の例文
と同時に唄の声も、とぎれとぎれに聞え始めた。「この度諏訪すはの戦ひに、松本身内の吉江様、大砲固おほづつかためにおはします。……」次男は横になつた儘、心もち首をもたげて見た。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)