大石投魚おおいしなぎ)” の例文
かばかりの大石投魚おおいしなぎの、さて価値ねうちといえば、両を出ない。七八十銭に過ぎないことを、あとで聞いてちとふさいだほどである。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)