大旱おおひでり)” の例文
それが京ばかりでなく、近郷近国きんごうきんごくいずれもこの大旱おおひでりしいたげられて、田畑にあるほどの青い物はみな立ち枯れになってしまった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
室町時代寛正二年には、前年に諸国が大旱おおひでりで、米が取れなかったがために、各地に多数の餓死者が出ましたが、その生き残ったものも、郷里にいては喰えぬので、盛んに京都に流れて参りました。