大引過おおびけすぎ)” の例文
大引過おおびけすぎの夜は寂としていた。香以は約をんで花鳥の屏風の中に入った。たちまち屏風をあららかに引き退けて飛び込んだものがある。それは小稲の番新ばんしん豊花であった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)