大寂だいじゃく)” の例文
親船には恐怖と大寂だいじゃくが残った。松兵衛と新吉とは、最前からひたいをすりつけてしまったまま、らいにうたれたようにうッ伏したなりとなっていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて大寂だいじゃく丑満うしみつすぎ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)