大家おおやけ)” の例文
あて人の家自身が、それぞれ、農村の大家おおやけであった。其が次第に、官人つかさびとらしい姿にかわって来ても、家庭の生活には、何時までたっても、何処か農家らしい様子が、残って居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)