“大型帆船”の読み方と例文
読み方割合
ブリガンテン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で海は静かで、風の具合も申分ないのだから、この出鱈目な大型帆船ブリガンテンの行動は、忽ちデ・グラシア号と独逸汽船の注意を惹くに充分だった。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ジブラルタルの海峡を指して航行しつつあると覚しい一杯に帆を張った二本マスト大型帆船ブリガンテンに出会ったのは、一八七二年十二月五日の午前十時頃だった。
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「去る十二月五日、ノヴァ・スコチアの帆船デ・グラシア号は、北緯三八・二〇、西経一七・一五、アゾウレス群島附近の大西洋上に於て、無人の米国大型帆船ブリガンテンメリイ・セレスト号を発見し——」
海妖 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)