大力無双だいりきぶそう)” の例文
左官と云う者は刺取棒さいとりぼうで土を出すのを左の手の小手板で受けるのは何貫目なんがんめあるか知れません、それゆえに亥太郎の左手が力が多いので、その大力無双だいりきぶそうの腕で撲られたから息の根が止るばかりです。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あなた方は幾ら此処こゝを取巻いて居ても北條彦五郎を取押える事は出来ません、殊に北條彦五郎は大力無双だいりきぶそうで、二十五人力も有るという事だから、てもいけぬに依ってお引揚げなさいと云うから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)