多謝たしや)” の例文
「本当に待つてゐてくれたのかい、みいさん。しや多謝たしや! もしそれが事実であるならばだ、僕はこのまま死んでも恨みません。こんなに酔されたのも、実はそれなのだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)