夕餐ゆうはん)” の例文
実験にきると、花壇に出て、美しい花を摘み、夕餐ゆうはんがすむと、嫂と百合子と、執事の勝見を相手に麻雀を闘わすのが、もっとも彼の動的な生活様式で、あとは唯もう
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夕餐ゆうはんの煙は古い屋根や新しい板屋根から立ち登った。鍬を肩に掛けた農夫の群は、丁度一日の労働を終って、私達の側を通り過ぎた。それを眺めて、私は額に汗する人々の生活を思いやった。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)