夕餉ゆうはん)” の例文
鳥もさえずりにき、風もまどろむおやつの時にも、母様はなおやめずに針を動かしておいでだった。日が暮れてお夕餉ゆうはんが済んでもなお母様は、黄色い洋燈ランプの光のしたに針を動かしておいでだった。
少年・春 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)