場所ニハ)” の例文
神を迎へ神を祭る場所と言ふ義の明らかに見える祭りの場所ニハとしての宮廷にも、春の訪れに来向ふ者は、常世神でなく、山の神となつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうした祭り日に、神を待ち迎へる、村の娘の寄り合うて、神を接待イツ場所ニハが用意せられた。神の接待場イチニハだから、いちと言はれて、こゝに日本の市の起原は開かれた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)