“垂髫(うなゐ)” の例文
名利(みやうり)の外に身を處(お)けば、自(おのづ)から嫉妬の念も起らず、憎惡(ぞうを)の情も萌(きざ)さず、山も川も木も草も、愛らしき垂髫(うなゐ)も、醜(みにく)き老婆も、我れに惠む者も、我れを賤しむ者も、我れには等しく可愛らしく覺えぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)