土俵際どひょうぎわ)” の例文
余のごときは、入学の当時こそ芳賀矢一はがやいちの隣に坐っていたが、試験のあるたんびに下落して、しまいには土俵際どひょうぎわからあまり遠くない所でやっとこたえていた。それでも、みんな得意であった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)