国柱くにばしら)” の例文
そのとなえるところも要は理くつだ。大君を国柱くにばしらとし、大君に仕え奉るとは、衆知の理を超えた理の磨きあいにほかならぬ。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは理窟だ、大君を国柱くにばしらとし、大君に仕えるとは、衆智の理を超えた理の磨き合いにほかならぬ。でなければそのような国姿は、かえって悪徒に利用されがちならんもとと相なろう。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)