くさ)” の例文
彼はもう一度そこでくさめをしたが、その音があまり大きかったので、丁度その時、窓の下へ寄って来た七面鳥がだしぬけに、その奇態な自分の言葉でもって
彼はこう答えるが早いか、途方とほうもなく大きいくさめをした。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
父が、大きなくさみをした。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
思わずひどいくさめをした——それが原因となって彼はようやく眼を醒ましたのであった。
さぞかし、悪魔の奴、地獄で何度もくさめをしたことだらう。