喧嘩師ポンサー)” の例文
二匹の青蛙の喧嘩師ポンサーはすっとぼけた顔でそらうそぶき、思わせぶりなようすで坐っているが、そのうちに急に立ちあがって熱心に抱擁しはじめる。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
博奕ばくち打ち、喧嘩師ポンサーなどの渡世人スポウテイ、脱走船員、密入国者、密買行商人といった、日本の夢も見ない連中だけがつくっている大きなサークルで、ほとんどみな第三街に住み
復活祭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
青蛙の喧嘩師ポンサーは両手をついて顔を見あいながら、喧嘩に適当な相手かどうか熱心に考えはじめる。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)