吼吠こうはい)” の例文
庄吉は、野獣のように、吼吠こうはいした。歯を剥き出して、眼を血走らせて、狂った獣のように——月丸が、深雪へ、斬りおろそうとした腕へ、突いてかかった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)