同床異夢どうしょういむ)” の例文
と、他日一つの酒をみ合い、同床異夢どうしょういむにあらぬ同夢をみることがないでもないと思っていたのだ。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとつ、さっぱりと、いがみ合いはやめてもらえぬか。利家の顔にもめんじて。——いや利家ごときは問題でないが、先君の御遺志はまだ中道にある。早くも、遺臣仲間の同床異夢どうしょういむは見ッともない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)