吉岡頼母よしおかたのも)” の例文
仲人の吉岡頼母よしおかたのも夫婦にみちびかれてはいったひと間は、それが自分の居どころになるのであろう、六じょうほどのおちついた部屋で、新らしく張り替えたふすまや障子に燭台しょくだいの光がうつってまぶしいほどだった。
日本婦道記:藪の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)