古卒堵婆ふるそとば)” の例文
崖のくずれを雑樹またやぶの中に、月夜の骸骨がいこつのように朽乱れた古卒堵婆ふるそとばのあちこちに、燃えつつ曼珠沙華まんじゅしゃげが咲残ったのであった。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)