双子山ふたごやま)” の例文
そこから双子山ふたごやまの間にはいる数十町は、山を忘れる高原の平地で、肩まで没しそうなしのと野草がじょうじょうと秋風に白くなびいている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
箱根双子山ふたごやまの頂きを往来する雲を見て時を移した。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)