又左衛門またざえもん)” の例文
豊海橋とよみばしへだてて御船手屋敷と相対した、大きな廻船問屋で、主人の又左衛門またざえもんは四十二三の年配、銭形平次が行くと、大喜びで迎えてくれます。
芳宜園千蔭はぎぞのちかげは身分が町奉行与力よりきで、加藤又左衛門またざえもんと称し、文化五年に歿した。五百の生れる前八年である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)