“南鄭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんてい66.7%
ナンテイ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後、敵状を探るに、さしもの曹操も、予想外な損害に、すぐ立ち直ることもできず、遠く南鄭なんていの辺りまで退陣して
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「楊松のいったとおりだ」と、いよいよ楊松を信頼して、何事も彼にはかったが、もう南鄭なんていも落城し、漢中市街は、曹軍の鉄環てっかんにつつまれんとしていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
シカレドモ将トシテハ、マサニ勇ヲモッテ本トナシ、コレヲ行ウニ智計ヲ以テスベシ。モシ只ニ勇ニ任ズル時ハ、コレ一愚夫ノ敵ノミ。吾イマ大軍ヲ南鄭ナンテイ(漢中)ニタムロシ、卿ガ妙才ヲ観ント欲ス。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)