南廊なんろう)” の例文
いつも朝は機嫌きげんもよく二十日ねずみみたいにクルクルと小まめな雷横らいおうの母であるのに、今朝はどうしたのか、しいんと南廊なんろう小椅子こいすにふさぎこんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、南廊なんろうの口まで、お送りしましょう」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)