卍形まんじけい)” の例文
が、これを高い所から俯瞰ふかんすれば、姉川の一水をはさんで、両軍はちょうど卍形まんじけいに入りみだれていた。信長はさすがに冷静な眼でそう見ていた。藤吉郎もまた、そう大観していた。そして
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)