その八千の兵を、三木城の四方に配して、各所に大隊司令部を置き、半恒久的はんこうきゅうてきな支営をもうけて、支営と支営とのあいだには、さくい、哨兵しょうへいたむろさせ、城中と外部との通路を遮断した。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)