半平はんぺん)” の例文
そして下大和橋のたもとの、落ちこんだように軒の低い小さな家では三色ういろを売っていて、その向いの蒲鉾屋かまぼこやでは、売れ残りの白い半平はんぺんが水に浮いていた。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
しりは臀部しりに掛けたもの、しんじょは糝薯しんじょであって半平はんぺんたぐい真如しんにょの月に通ずる。