“匐行”の読み方と例文
読み方割合
ふくかう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒はかくの如く猶時々起行を試みた。そして起行し得る毎に公事に服した。後に至つて両脚全く廃したが、蘭軒は職を罷められなかつた。或は匐行ふくかうして主に謁し、或はかれて庁に上つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)