勝川かつかわ)” の例文
先づ文学としては役者評判記やくしゃひょうばんきまた劇場案内記げきじょうあんないき等の類にして、絵画としては鳥居とりい勝川かつかわ歌川うたがわ諸派の浮世絵、流行としては紋所もんどころ縞柄しまがら染模様そめもようの類なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それは善悪両面と鏡の両面にちなんだ枕がきのついた七冊続きであったが、画工の勝川かつかわ春亭しゅんていと争いを起してここにはしなくも文壇画壇のかなり大きな事件となった。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)